2012年8月10〜12日 盆前夜行列車に2泊の旅
第2部「寄り道しながら関西へ」

大幅に遅れたMLながらから降りてからは、関西線−伊勢鉄道−紀勢本線−参宮線を走る快速みえに乗車します。
立ち食いきしめんで朝ご飯にしたかったけど、時間がなくでホームのコンビニ弁当で我慢・・・


快速みえはすべてキハ75系で運転されます。
大都市の中心駅に気動車が入るとなんか新鮮。
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外見が311系とよく似てますが、車内も311系そっくりな転換シートがズラリと並びます。
 

この列車で名古屋から30分もかからない鈴鹿まで行きますが、指定席を取って行きました。
指定席車は先頭1号車でしたので・・・

かぶりつきを決行!
長島駅前後では木曽川、長良川と愛知県を代表する大きな川を最高時速120km/hで渡るシーンは迫力があります。
四国バースデーきっぷで乗った気動車特急の高速運転が味わえて気持ちいい!


さらに並行するようにライバルの近鉄線がありますので、頻繁に列車とすれ違ったりして飽きさせません。
まずこれはビスタEXの愛称で知られている特急型車両30000系。


急行型車両5200系


近鉄だけでなく三岐鉄道も。激しくブレてしまいましたが801系


もちろんJRも忘れていけません。
211系。東海の211系は運転席後ろの窓が大きくて進行方向右側の真後ろのロングで座りながらにしてかぶりつきできるので気に入っています。


そしてキハ75系、富田浜で快速みえ2号とすれ違い。
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桑名の次の停車駅、四日市駅は有数の工業地帯です。


貨物線構内は圧倒的な大きさで、石油コンテナの貨物がたくさん停まっていました。その周りを張り巡らせてあるパイプラインも凄い。


四日市を発車し、河原田駅手前で伊勢鉄道に入ります。
河原田駅は伊勢鉄道と関西本線でホームが別々となっています。


伊勢鉄道は非電化で遠征の風景も穏やかですが、列車のスピードは衰えることなく駆け抜けます。


しばらくして鈴鹿に到着しました。ここで下車します。
なお、伊勢鉄道は第3セクターの路線ですので、仮に通り過ぎる場合も運賃が必要ですので注意。
 

なので快速みえに乗車し伊勢鉄道を通る際は車掌に申し出て、乗車券を購入しましょう。


鈴鹿駅は高架駅でその下にこじんまりとした駅舎があります。
 

待合室には伊勢鉄道のグッズや模型、鉄道部品がたくさん展示されています。
 

鈴鹿駅は唯一伊勢鉄道途中駅で乗車券や特急券を購入できる有人駅でしかも硬券や補充券を取り扱っています。
私がここにまず寄り道した理由はここで切符収集をする目的でした。
まず津まで行くための硬券乗車券。あと特急券も購入し後から来る特急ワイドビュー南紀に乗車します。
 

続いて料金専用補充券。自由席特急券の料金専用補充券です。伊勢鉄道の地紋になっています。
自由席特急券は通常POS設置駅でもマルス券ででてきますから、自由席特急券の料金専用補充券が手に入るところは珍しいです。
なお指定席特急券は出すことが出来ず、自由席特急券も伊勢鉄道との通過連絡範囲と限られるようです。
通過連絡範囲は切符素人の私ではうまく説明できませんので、「鈴鹿駅 補充券」とかで調べてください。すみません。


あと出札補充券も手に入りますが、聞いたところこれも通過連絡範囲までOKで、
これから乗る日本海の大阪〜青森乗車券はダメでした。これを聞いて落胆して諦めてしまいましたが近距離でも出せるとことが後でわかったので、大変後悔・・・
ちゃんと事前に調べておけばよかったorz

近くの自販機でジュースを買いまったりと臨時の南紀81号まで待ちました。
もっと勉強して来れば結構楽しい収集になっていたのですが、まぁ硬券と料金専用補充券が手に入ったのでよしとしましょう。
ただ今度切符収集する時は、事前勉強の徹底をしないとね。

キハ85系臨時特急ワイドビュー南紀81号で津へ。
南紀は通常4両ですがお盆繁忙期対策で6両に増結されています。しかし自由席は最後尾の1号車のみ。
みえは先頭が1号車ですが南紀はなぜか最後尾が1号車です。


最後尾の席が空いていましたので、そこに乗車しました。
なかなかの眺望ですが、流石に前面展望と比較すると迫力感に劣りますね・・・


ちなみに座席はこんな風になっています。自由席は結構空いていまして、半分にも満たない状況だったためか
結構くつろいで乗車できました。


近鉄特急も停車する津で下車します。


この次に乗る近鉄全車指定席の特急アーバンライナーの切符を買おうとしたところ車椅子対応席を除いて全部完売していました。
車椅子対応席は当日で空いていれば健全者も買うことができます。
できればデラックスシートに乗りたかったけどやはりお盆の需要と名古屋から大阪まで新幹線よりも安価で移動する客の多さに圧倒された形でした。

一度駅の外へ出て跨線橋から列車の発着を眺めていました。
このときちょうど近鉄23000系伊勢志摩ライナーが発車したところ。


21000系アーバンライナー・プラス


津駅の東口はJRが管理していますが、西口は近鉄が管理しています。


なおJR線のきっぷを西口で買うと、補充片道券で発券されます。
収集用に子ども料金で頼んだため、右上の角が切り離されています。


西口改札口付近の発車案内表。
LED式でなくレトロ感のあるパタパタ方式です。


近鉄のホームに降りると、まず最初に来たのは12200系特急鳥羽行。
アーバンライナーだけでなく近鉄特急は全部全車指定席です。


12200系8両の編成かと思いきや、後ろ4両は22000系でした。


次いで反対側の6番線に急行1200系が登場。


それからようやく乗車するアーバンライナー(速達型)が到着。
アーバンライナー・ネクストを期待してましたが、やって来たのはアーバンライナー・プラス。
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車内全体は取り損ねましたが、ドア上には案内ディスプレイが設置されています。
ただデビューから約15年、リニューアルが施されたとは言え、古めかしい感は否めません。


ディスプレイには前面展望も表示されます。


津を発車したアーバンライナーは次第にスピードを上げ途中駅を次々と通過。
駅間が短いため、え、もう次の駅通過?と思ってしまうほどです。

桃園の次は伊勢中川ですが、名古屋線から大阪線に入るのに伊勢中川駅を経由するとスイッチバックが必要なので、
その時間を短縮するためにできた短絡線を通ります。


大阪線に入ると自然豊かな沿線地を通ります。駅間も名古屋線と比べておおむね倍以上となりました。
 

大和朝倉を過ぎると沿線が賑やかになり、駅間も再び短くなります。
さらにその先の大和八木を通過したところの五位堂には検修車庫があり、特急型近郊型問わず色々な車両が並んでいました。


あれよあれよという間にまもなく鶴橋
 

ここで降りて、JR大阪環状線に乗り換えます。
乗り換えるのに距離がそんなになく楽々大阪環状線ホームに出ることができました。
 

鶴橋から内回りの環状線に乗車し、大阪へ向かいます
車両は最新の225系で大阪から関空・紀州路快速になる列車です。
223系と比較して平べったい顔が印象的ですね。
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(大阪環状線で取り損ねたので大阪駅での丹波路快速で写真代用しています)

車内中央天井に案内と広告のディスプレイが設置されています。


車窓から眺める大阪城(遠いですが)


15分ほどで大阪に到着しました。
大阪はML九州や松山・高知が走ってたころは何度か遠征の途中に寄り道してきましたけどそれらが廃止されて以来初めてです。
しかも日中の時間に訪れるとなると人生で初めてかも知れないです。

さて、ここ大阪駅であの列車を撮影してからお隣兵庫県の有名な温泉地を訪れます。


第3部「関西の名温泉地で湯ったり」へ

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