2012年8月10〜12日 盆前夜行列車に2泊の旅
例年8月下旬に入るまで、忙しい日が多い私ですけども、その合間を縫って空いている盆前の週末に旅行に出掛けることにしました。
なぜ?と言いますと、2月の東北ロール線パスのまとめで3月のダイヤ改正で臨時化された寝台特急日本海に列車泊リベンジしたいという目標を掲げていたことはご存じでしょうか?
ただ日本海は定期時代とダイヤが変わり、2月の予定と同じく直江津から乗ろうとすると下りも上りも深夜3時・・・と言うより東北ローカル線パスも盆期間は使えないんですよね(笑)
でも18きっぷは使える期間ですので、ムーンライトながら(MLながら)で移動し東海・西日本でゆっくりする時間を作りそれから大阪発の下り日本海に乗車することにしました。
第1部「旅の始まり&ムーンライトながらで一泊目」
今回の旅行も2泊3日の行程となりますが、仕事終わりの夕方から出発。東北線(宇都宮線)を使い関東入りします。
この時期はゲリラ豪雨で特に栃木県が被害に遭い、列車運行にも影響するおそれがありましたが何事もなくスムーズに進みました。
宇都宮からは通勤快速で小山以南をスピーディーに突破します。

宇都宮発車後は乗客はそれほどでもないですが、小山で座席はほぼ埋まります。
そしてそこから快速運転に入り最初の停車駅の古河では普通列車と接続をするのでたちまち通勤ラッシュと言わんばかりの混み具合になりました。
MLながらまでまだ時間があるのでどこか寄り道したいところ。
そのまま終点の上野まで行かず、途中の浦和駅で下車します。それから京浜東北線で隣の南浦和に移動。
さらにそこから武蔵野線に乗り船橋法典で降りました。

改札を出て歩くこと約5分、向かった先は法典の湯というスーパー銭湯です。
銭湯といいながらもれっきとした温泉で、しかも源泉掛け流しという関東圏ではなかなかない温泉地です。

露天風呂が非常に充実しており通常の露天風呂の他、寝湯、五右衛門風呂の他、高濃度の源泉掛け流し風呂もあり大満足。
これで料金650円(土日祝は750円)ですので文句なしです。ただしそれなりに混んでいましたので、くつろぎたいなら平日の日中か休日の夜遅めの時間がおすすめかと思います。
22時頃まで温泉を楽しんで駅に戻ります。
22:24快速京葉線直通東京行きで東京へ。途中の京葉線西船橋〜市川塩浜の通称「高谷支線」はまだ乗ったことがなかったので乗り潰しも僅かに進めていきました。
それと法典の湯からMLながらへ乗るには遅くともこの列車に乗ることが必要となります。
すぐに西船橋に着き、京葉線へと入りますが車窓はビルの夜景しか見えず乗り潰してる感があまりしません。
おりしもまだ晩ご飯食べてなかったから車内で食べてた途中に高谷支線通過しちゃったのもあるのですけどもね。
ながらの車内でご飯もいいけど、なんか落ち着かないので乗車前に済ませますね、私は。
舞浜ではディズニーリゾート客が続々と乗車してきました。
家族連れはそんなにいなかったですが、カップルや学生の友達同士で遊びに来た客が多かったですね。
まぁ学生は特に夏休み中なんで連日閉園時間まで遊んで帰るって客が多いのでしょう。
東京に22:55到着。すぐに京葉線地下ホームから在来線地平ホームへと移動します。
とにかく距離がありますが、10分もあれば足りますので慌てずに移動。ちなみに混んでる時は動く歩道は乗らない方が断然早いです。
やっとこすっとこ東海道線10番線ホームに上がってきました。
初日の宿、MLながらが既に発車を待っているところでした。

私の席は4号車モハ188-30。
できれば10号車が良かったですけども、盆前の下りMLながらは1ヵ月前10時打ちしないと指定を取るのが困難ですので、はっきり言って号車指定する余裕はありません。
せいぜい2、3号車さえ当たらなければそれでいいかと思ってたのでよかったです。

東京発車直後は乗車率半分より少し多い程度。ただ車掌さんの車内放送で本日は全ての指定席が完売ですので座席の変更はお受けかねます、という案内が。
次の品川では少し乗車してきて、さらにその次の横浜で結構乗り込んできて一気に乗車率が8割程度になっきてきました。
日付の変わる小田原からの乗車は意外と少なかったようです。
小田原を発車したあたりで眠りにつきました。
夏のMLながらは強冷房車に当たったことがあり、羽織る物がないと寒くてまともに寝られないことがあり、一時期もう夏のながらは乗らない
と思ったことがありましたが、震災で節電意識をしてるおかげかちょうどいい具合で安心しました。
途中主要駅でもない駅に停車してたせいか、目を覚ましました。
大雨と時より稲光が見えるのでもしやと思い、天気予報サイトの雨雲レーダーを見るとゲリラ豪雨直撃していることが判明。
既に30分ほど遅れていますが、袋井駅まで来ていることがわかり浜松まで来れば長時間停車のところすぐ発車で遅れは回復するだろうと甘く見ていました。
ところが浜松でいくら待てども発車せず。
しかし、その横の4番線は特に徐行もすることなく貨物列車が通過していきました。
私は寝ようにも眠れずホームを出てウロウロしていました。
それから約1時間後車内放送が入り、舞阪〜鷲津で大雨の影響により線路点検中、問題がなければ発車の見込みとの放送が。
この区間は浜名湖がありますし、ゲリラ豪雨にやられると線路が危なくなるというのがわかります。
待てど待てどもなかなか進展がなく、いつの間にか夜が明けてきました。
MLながらに乗って浜松で朝を迎えるのは初めてです。
(拡大する)
しまいには5:34の上り始発列車の311系が入線してきて、その後発車していきました。

その後ようやく運転再開の放送が入り一安心。実に2時間半の遅れで出発しました。

遅れを少しでも回復しようと、浜松からほぼ全速力で駆け抜けて行きました。
ただ舞阪〜鷲津までは徐行区間となりしばしノロノロ運転。徐行区間が終わる鷲津では上りのサンライズ出雲/瀬戸が停車していました。
本来なら小田原付近を走ってる頃なので、この時点で3時間以上遅れていると推定できます。
まもなくすると豊橋に着きますがここは運転停車。隣には新快速が停車していて先に発車していきました。
新快速の発車後、MLながらも発車していきます。
ここから先本来は共和と熱田に運転停車しますが遅れ回復のためどっちも通過と予想していました。
共和は通過しましたが、熱田は運転停車。浜松からの朝一特別快速に抜かれてしまいました。
おまけに豊橋からはのんびり運転になっていて特別快速待避後もゆっくりと名古屋へと向かいました。
MLながらが豊橋に着くまで大幅に遅れている場合は、豊橋を臨時停車駅に設定して欲しいなぁと思いますね。
名古屋に着いたのは定時より約2時間15分遅れた7時40分頃でした。
当初の予定では大垣まで行き美濃赤坂線乗って名古屋に引き返す予定でしたが、それをする時間が潰れたのでここ名古屋で降ります。

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