2012年8月10〜12日 盆前夜行列車に2泊の旅
第5部「リゾートあすなろ下北で大湊線乗り潰し、そして帰路へ」

青森駅前のコンビニで買い出しを済ませ、駅に戻ろうとすると十和田観光バス「みずうみ号」がいました。
十和田湖一度行ってみたいところではありますがね・・・


ここから使う切符は小さな旅ホリデーパス青森エリア
頻繁に使う南東北版以外の小さな旅ホリデーパス使うのはこれが初めて。


改札口付近の発車案内票はにぎやかです。
第4部を最後まで見て頂けた方には次何に乗るかおわかりでしょう。


リゾートあすなろ下北3号、これに乗車します。
HB-E300系は昨年もリゾートしらかみ青池編成で乗車していますので今回2回目です。
 

車内はリゾートしらかみ青池編成とは特に変わりなし
お盆ということもあり多くの観光客で指定席は満席となりました。


青森を発車すると高架を上がり青森信号所を通過します。


青い森鉄道線をジョイフルトレインとは思えないスピードで疾走していきます。流石に2日目に乗った快速みえよりは速くはないですけども。


途中浅虫温泉に停車し、野辺地に停車。


ここで八戸から来たと思われるお客さんも多く乗り込んできました。明らかに指定席は満席なのですが車掌さんが立席券を発券し対応していました。
イベント列車で立席の扱いをしているのを見たのは初めて。まぁ大湊線は本数が少ないこともあるからでしょうかね。

そうそう、ここで大湊線に入るため列車の方向が変わります。
だからホームの乗車口も1号車と3号車・・・あれ?リゾートあすなろ下北は2両編成なのに4両に増結して運転したことってあるのでしょうか?


いよいよ列車は青い森鉄道線と分かれ大湊線へ


最初は住宅がちらほら目立ちますが


しばらくして大草原とその奥に陸奥湾が見える景色へと変わります


野辺地からは下北の観光協会が列車に乗り込み、地元の海苔の試食が振る舞われていました。
製品の購入もできます。


大草原も序盤だけで、そこから先はところどころ背の低い松林が目立ちます


大湊線に入っての最初の停車駅、陸奥横浜駅
みんなの知っている横浜は中華街とかベイブリッジとか想像しますけども、ここ下北の横浜は菜の花で有名です。


陸奥横浜の街を過ぎると再び自然豊かな景色が広がります。
多くの野生動物が住んでいそうな雰囲気


恐山が見えてくると下北到着です
恐山やまぐろで有名な大間に行くにはここで降りてバスに乗り換えることになります。


終点の大湊は下北の隣です。
田辺川を渡ってしばらく港町を眺めているとすぐに終点・大湊に到着
 

折り返しリゾートあすなろ下北4号まで時間があるので駅を出て少し散策します。
大湊駅駅舎は2年前リニューアルされましたのでまだピカピカ


(下北半島)てっぺんの終着駅を名乗っています。残念ながら本州最北端の駅は手前の下北駅なので・・・


駅前にはねぶたをモチーフにしたモニュメントが飾られていました。


駅の西側には腕木式信号機が展示されています


駅前は昔ながらの町並みという雰囲気。商店街よりも住宅地が多い印象を受けました。
で、近くのスーパーに寄り道します。

スーパーの入り口はお盆の時期だからかそれの用品が並んでいました。
中でも目を引いたのはこのはまなすの数珠です。
地域によって供養のしかたは違いますが、特にこのはまなすの数珠というものは青森県らしいなぁと。


陸奥湾といえばホタテ。そこで採れたホタテも売られています。5枚で400円は安い!
でも持ち帰る途中傷むので買えませんでしたが・・・


そろそろ帰りのリゾート下北の発車時刻が迫っているので駅に戻ります。
折角下北に来たのだからどこか観光したかったのですが、その日に帰らないといけないので・・・


改札を出た先で乗車証明書がありました。
車内で配布されずに駅のホームに備え付けられているケースは初めて。
でもこれだと乗らなくても入場券で入れば手に入るんでは?と思いますけどもどうなんでしょ


こちらが乗車証明書
 
中にはトレーディングカードのようなものが入っていて、下北半島到達証明書と書かれています。


なお、リゾートあすなろを使用したもう一つの臨時列車、津軽線を走る「リゾートあすなろ津軽」に乗車した時にもらえる
乗車証明書にある津軽半島到達証明書をはめ込むと、中開にあるリゾートあすなろの写真が完成するとのこと。
※「リゾートあすなろ津軽」は2012年秋から「リゾートあすなろ津軽蟹夫」と列車名が変更になっています。それと三厩まで延長運転する「リゾートあすなろ竜飛」でも貰えるかは不明です。
 また、下北含め乗車証明書が貰えるのも期間限定である可能性もありますので、気になる方は最新の情報をリゾートあすなろの車内の車掌さんまたは運転区間の駅員氏に訊いてみてください。


発車時間まで時間の許す限り撮影します。
まずは駅舎をバックに
(拡大する)

側面部分


最後にホテルの後にそびえる恐山をバックに。晴れていれば最高だったですけどもね
(拡大する)

帰りは行きとは違いガラガラ
次の下北である程度乗ってくるものの空席が半分ほどあった気がしました。


スーパーで買ってきた県産のリンゴジュースをいただきます。
シャイニーの赤のねぶたと青のねぶたの飲み比べを


青のねぶたはさっぱりととした味わいが特徴とありますが、普通に売られてるリンゴジュースよりやや濃い味わいで、
濃厚な味わいを売りにした赤のねぶたは本当に濃厚。濃縮還元果汁100%以上あるんじゃないかと思うほどでした。

帰りは陸奥湾と反対側の席で、国道279号線が並行して通っていますが、閑散とした風景なのは相変わらず


陸奥横浜駅には季節外れと言ってもいいようなアジサイが咲いていました


陸前横浜からは運転席後ろの展望スペースに移動。誰も座ってくる人がいないため下車する野辺地まで遠慮無く独占しました。


陸奥湾は夕日に染まり始めています


大湊線は直線区間が多いので、ローカル線ながらも結構なスピードを出して走ります


野辺地に到着しました。ちょうど大湊線普通列車キハ110系もいました。


キハ110系には専用のステッカーが貼り付けられています。



もうあとはまっすぐ帰るのみです。
野辺地から青い森鉄道で八戸まで行きまして


そして速くて快適な新幹線で一気に帰ります。盆の間だから車内はほぼ満席でした。


仙台で乗り換えるので待っているとE4系Maxに遭遇しました。E4系はまもなく東北新幹線から姿を消すことになっています・・・
乗車したかったのですが、郡山から接続がよくないし疲れたのでE2系のやまびこで帰りました。
(拡大する) 


今回3日間の旅を通して、いきなりMLながらが大幅遅延という初めての事態に遭遇しましたが、それ以外はほぼ予定通りに行程が進められてよかったです。
乗り鉄以外にも有馬温泉で疲れを癒したり、本場大阪のたこ焼きをいただいたりと観光・グルメともに満足しました。
ただ全体的にタイトな行程になっている部分があり忙しかったかなぁというのがちょっと反省点ですね。
メインの日本海乗車も新潟から青森にかけての景色が楽しめたけども、寝過ぎて勿体なかったなぁとも思いました。
まぁ、いずれトワイライトエクスプレス乗る時は出来るだけ万全のコンディションで臨みたいですね。

それと臨時化されて日本海乗車は果たしたけども、同じ時期に臨時化された夜行列車、急行きたぐにがあります。
583系の寝台はまだ未体験なので、早い内に来春を目処に乗りたいと思います。


おわり


第1部  第2部  第3部  第4部  第5部