2012年10月13〜14日 秋の信州旅行
1日目後編:篠ノ井線開業110周年4号乗車→有明駅収集→リゾートビューふるさと乗車→松本(泊)

快速みすずで明科に到着。
ホームには明科駅開業開業110周年を祝福する横断幕が掲げられていました。


篠ノ井線開業110周年号が入線するまでまだ早いのでひとまず駅の外へ。付近には篠ノ井線旧線跡の遊歩道があります。
しかし時間の都合でそこまで寄り道する暇はありません・・・
 

待合室横の多目的室のようなところでは篠ノ井線の駅の歴史や旧線時代の写真集が展示されていました。
 

その後再びホームに戻り、篠ノ井線開業110周年3号の到着を撮影します。


到着のイベントとして、太鼓で歓迎おもてなしを催されていました。


こちらが篠ノ井線開業110周年号
旧客3両をEF64-37、38によるプッシュプル編成です。
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EF64-37は旧客と同じ茶色の塗装が施されているので、横から見ても実に美しいです


1号車スハフ42-2234とサボ
これから乗車する4号はこの1号車になります。


指定券を買った時1号車が当たったのでもしかするとスハフ32が入ると期待したのですが、残念ながらスハフ32もオハニ36も連結されず・・・
編成図は以下の通りです。


ドア付近の札は「指定席」ではなく「快速」の札でした。


ホームでの式典が終わったところで、いざ乗車します。
明科〜松本はわずか17分。こんな短区間の多客臨に乗車するのは初めてです。

私のコンデジで20分ほど動画撮影できるのでノーカット車窓動画撮影を試みましたが、
最後まで収まらないことを判断したので大糸線の北松本駅までの撮影となりました。


短い乗車時間ながらも、田尻駅でのWVしなの9号との交換や田尻〜松本の犀川〜奈良井川の景色がよかったです。
約4、5分遅れで松本に到着しました。乗客も旧客らしからぬ少なさで1ボックスを独り占めできてゆったりでした。
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なお戦利品は乗車時間の短さゆえに0かと思われましたが、硬券型の乗車証明書が貰えました。


裏面は以下の通り。2、3号は塩尻〜松本が2日目に乗車する中央線紀行号と区間が重複するのでパスしましたが、
短い乗車時間に乗車券+1530円かけて全部集めた人って、どれくらいいたんでしょうか?


6・7番線にて旧客の構内回送をしばらく待ちましたがいっこうに来なかったのでお昼ご飯にします。
長野に来たら・・・やっぱりお蕎麦ですよね!

と言うわけで待っていたホームにある立ち食い蕎麦屋にGO


蕎麦は普通の蕎麦だけでなく、特上蕎麦というものもあります。さすが本場信州


当店人気No.1と言われる特上葉わさび蕎麦(440円)に追加で温泉玉子(40円)を乗せて貰いました。


蕎麦は流石そんじゅうそこらの駅蕎麦と全然違います。
葉わさびのツーンとした辛さが蕎麦のおいしさをさらに引き立てて絶妙。
汁も一見すると塩辛そうですが、それほどでもなく最後の一滴までおいしく飲み干せました。

次の大糸線の発車までまだ時間がありますのでしばし構内をウロウロと。
7番線はアルピコ交通(旧松本電鉄)上高地線のホームです。車両は全て3000系(旧京王3000系)で運用されており、
今回訪れた時HMには10/14の鉄道の日を記念したHMが装備されていました。
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普通列車でも未だサボが健在していることに驚きです


反対側を振り返るとE257系付属編成が構内移動中


0番線に行くと何故かキハ110系の姿が。
小海線から乗り入れてきた臨時列車っぽい気がします。しかもアルクマにも会えたので一緒に撮影しました。



時間が来たので115系で大糸線の有明駅へ。
休日の昼過ぎでもなかなかの乗車率で学生さんが多かった気がします。

松本から約30分ほどで有明に到着。ここも冠着駅同様POS設備もない簡易委託駅です。
私以外に同業者も2人もこの駅で降りて切符収集に来ていました。

先に他の同業者2人に譲り30分後に切符の購入に踏み切ります。
先客も色々と切符を買っていったので、委託氏は大忙しでした。
あまり時間はありませんでしたが、大体欲しい切符は買えました。


まずはこの駅で一番欲しかった出札補充券(出補)です。
出補は通常経路数オーバーでないと買えない上、費用も高額で窓口氏にもかなりの手間をかけてしまいますが、ここでは常備券口座のない区間でしたら発券して貰えます。
次回の旅行で東北ローカル線パスを使いますので、それの新幹線ワープに使う乗車券として出して貰いました。
あえて区間を(北)福島まででなく伊達までにしたのは福島駅乗換改札口での回収回避のためです。


同時に買った新幹線自由席特急券です。
後で気づきましたが、これは特定特急料金なので事由欄は3に○が正当と見られます。
あと委託氏に念のため出補含め郡山と福島に(北)と書いて貰うようお願いしました。しかし特急券の郡山に(北)と入れ忘れは双方とも失念しました。多分大丈夫と思いますが・・・


料補はもう一枚購入します。これから乗車するリゾートビューふるさとの指定券です。
写真は使用済みの物でスタンパーが押されてませんが、その理由は後ほど


実使用する切符は以上で収集用に常備軟券を3枚購入しました。
まずは有明から140円区間の片道乗車券です。冠着とは違い着駅記入式でなく金額式が主流となっています。


もう一枚は松本〜名古屋の自由席特急券(乗継)です。
委託氏から乗継特急券の常備券はここにしかまずないよと言われてやや値が張るものの購入しちゃいました。


あと最後に常備往復券が目の前にありましたので購入しました。
口座の中で最も安い中萱駅までの往復券です。冠着で購入した往復券と比べると地紋が薄いです。


もう少し収集用のきっぷを買いたかったのですが、次の下り列車がやってきますので駅を後にします。
同業者と喋ってたためか駅の写真を撮り忘れてしまいました・・・

やってきた列車はE127系。E127系乗車は初めてです。感想はまぁ信州の701系だなと言ったところですかね(笑)
ちなみに701系とは異なり、ロングシートだけでなくボックスシートもあります。


念願の初出補を買えたことの嬉しさに胸を踊らされながら信濃大町へ到着しました。
反対側には既にHB-E300系のリゾートビューふるさとが待機しています。


すぐにリゾートビューふるさとに乗換えて松本へ引き返します。
乗降口ではアテンダントのお姉さんが出迎えてくれました。

沿線にはリンゴ畑の他、蕎麦畑も目立ちます。


天気が良ければ北アルプスの山々が見えますが、残念ながら怪しげな雲が・・・


途中穂高で10分ほど停車しますので撮影します。
ちなみにリゾートしらかみ青池、リゾートあすなろ、そして今回リゾートビューふるさとの乗車をもってHB-E300系の全編成に乗車したことになります。
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運転席には「ワンマン」という表示が。全車指定の列車でワンマンって、えっ?


側面LED見たら本当に全車指定ワンマン列車でした。


先ほど買った料補にスタンパーないとありましたが、ワンマンのため松本まで車掌が回ってくることはありませんでした。
アテンダントのお姉さんは検札を行わないですし、いくらワンマンとは言え全車指定だし結局車掌が乗務しないとまずいんでじゃないかと・・・

車内はこれまでに乗ったリゾしら青池、リゾあす編成と大きな違いはありません。
 



なお展望スペースの後ろにポストカード大の乗車記念証とスタンプがあります。(宛名書くスペースがないのでポストカードではありません)
 

梓川を渡り松本までもう一息。もうこの季節17時を過ぎると暗くなり始めてしまいます。。。


松本に到着しました。松本から先は進行方向が変わり篠ノ井線を経由し長野まで行きますが、今回はここで降ります。
姨捨の夜景が楽しめたり見所ある区間ですが、それはまたの機会に楽しむことにしましょう。


今日は冠着、有明と収集してきましたが、実は松本駅にも収集ネタがあるんです。
有人改札口の横に精算所がありまして、そこでも珍しい切符が手に入ります。

まずはこちらの自由席特急券、車急式と呼ばれるもので乗車するキロ数および金額に応じて切り離して交付されます。
今回購入したのは最も安い長野駅乗継特急券で570円で購入できます。ただしそこから下は全部切り離されてしまうので収集的にはあまりおいしくないかも。


乗継特急券で買った場合、新幹線の特急券も買わなければなりません。
精算所でも自由席特急券なら出すことが可能です。料補と思いきやなんと出補で発券されます。


初日の旅はこれで終わり、かと思われますが今回宿泊したホテル「エースイン松本」は宿泊者に無料で提携グループ経営温泉宿の日帰り温泉を楽しむことができます。
温泉は駅から車を使わないと無理なところに位置していますが、無料送迎バスも運転しており安心です。


松本市内の高級宿の一つ、美々原温泉ホテル翔峰です。
帰りのバスが来るまでの約1時間半、入浴やお土産売り場での買い物を楽しみました。休憩室には無料で使えるマッサージベットもあり初日の疲れを大いに癒せました。
また行き帰りのバスも運転手さんによる松本城のライトアップの案内などがあり、バス車内でも楽しく過ごせてとても良かったです。
 



エースイン松本では日帰り温泉の他、朝食も付いて4000円前半で宿泊できました。
客室の設備も悪くないですし、駅から歩いてすぐ近くなのでおすすめです。また松本に来たらリピートしたい宿の一つです。

宿に戻った後は、地元信州産の白ワインで晩酌し、いい気分で酔いが回ったところで床に着きました。

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