2015年6月28日 仙山線さくらんぼ号(リゾートやまどり)乗車記
さくらんぼ狩りシーズンに合わせて運転される春臨イベント列車の1つ、
その名の通り仙台方面から仙山線を通って運転される「快速 仙山線さくらんぼ号」。
昨年から群馬の吾妻線で活躍中の485系リゾートやまどり車両にて運転され、ちょうど同じ運転日にSLふくしまプレDC号が運転されたので、
これに乗った後山形に移動し復路の仙山やまどりに乗車しようとしたら、上空の寒気で発生した雨雲がタイミング悪く
仙山線が運転見合わせとなってしまうほど強い雨をもたらし、仙山やまどりも運休に・・・
そして今年もリゾートやまどりの仙山線さくらんぼ号の運転が決定したので、昨年見舞われた不幸の払拭も兼ねて乗車へと向かいました。
今年もSLふくしまDC号乗車ついでにやまどりも乗車しますが、SLふくしまDC号が復路をSL牽引となったため、
仙山やまどりは往路に乗ることとなりました。
※仙山線さくらんぼ号の乗車だけでなく、同日にSLふくしまDC号に乗車するまでの道中についてもこちらで綴っています。
SLふくしまDC号の乗車記につきましては、ふくしまDC特集版内へ別に作成しています。
→SLふくしまDC号 乗車記(別タブで開きます)
仙台発のイベント列車は概ね9時台前半と、途中新幹線ワープしないと間に合わないほどですが、
仙山線さくらんぼ号は仙台10:40発と余裕を持って仙台まで移動できますので、朝2番の2123Mでスタート。
郡山では停車時間を利用し、6番線横の側線で待機していたELSLふくしまDC号が待機していました。
昨年のプレDC号と2012年の復興号ではED75-758が担当しましたが、今年は759号機の担当です。
今年はこの週末日曜しか遠征できませんでしたので、EL乗車は捨てることに。。。
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福島で仙台シティラビット1号に乗り換えますが、なんと編成は2123Mからの引き継ぎということを知らさせます。
2121Mは仙台まで701系ですが、2123Mスタートでも結局ずっと701系・・・


停車時間中にコンコースを歩いていると、合羽を身につけ傘を差しているキビタンが、
「雨季でもウキ!ウキ!」とダジャレを放っていましたw

また、お子様向けにぬりえでSLふくしまDC号をお見送りするプロジェクトも。
手を振ろうプロジェクトはこの日曜に行われますが、ぬりえプロジェクトは本運転日土日2日とも開催されました。

引き続き701系での旅が続きますが、久々に快速シティラビットに乗れたこともあって、藤田から先の快速区間に入るとあっという間に白石、
途中大河原〜岩沼は一時各駅停車になりますが、その後仙台まであっという間に着いた感がありました。
仙台に到着すると早速仙石東北ラインに新たに投入された、HB-E210系の姿が。
今回は初めて見たと言うだけで、乗車はまたの機会となりますが、東北線から仙石線を結ぶアクセス線を渡るシーンはもちろん
全線復旧した仙石線の姿が楽しみです。
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それでは、メインのリゾートやまどり仙山線さくらんぼ号へと参りましょう!
通常仙山線の列車は7・8番線からの発車となりますが、やまどりは6番線から発車となります。
発車案内では字数の関係から「仙山線」を略し、「快速さくらんぼ号」となっていました。

まだ入線してないので、7番線で待ち構えます。
発車10分前ほどに車両センターからやまどりが入線してきました。
今年も今ひとつな天気ですが荒天になるほどの雨の心配もなく、昨年乗れなかった歯がゆさからようやく開放される気がしてきました。
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出発に先立ち、むすび丸が参上。
やまどりのステッカー前に立ちポーズを決め、記念撮影に応じていました。

出発時には駅員さんと一緒に横断幕を持って、お見送りを。
と、言うことで初めての仙山線イベント列車で山形まで行って参ります!

仙台を発車するとすぐに東北線と分かれ、オーバークロスします。
リゾートやまどり車両は1ヵ月前もリゾート那須野満喫号で乗ったばかりですが、下手なグリーン車よりも快適ですので飽きが来ませんね♪

やがて遠くに杜の都の大都会を臨みつつ、住宅街を突き進んでいきます。

国見で1844Mと交換。
愛子までは列車密度が高いので、全区間単線の仙山線では交換待ちは避けられません。

東北道仙台宮城IC付近まで来ると、ほぼ一面住宅地に。

愛子から先は景色が一変し、山がちな車窓へ。
撮り鉄の姿も見られますが、やまどりを撮るならやはり緑豊かな風景が似合いますよね。

宮城の有名温泉地の一つ、作並に停車し

宮城県最後の駅・奥新川では828Mと交換のため運転停車
駅周辺はキャンプ場と売店・食堂しかなく秘境駅のような雰囲気です。

奥新川を発車すると、全長約5.3kmにわたるほぼ一直線の面白山(仙山)トンネルを潜ります。
トンネル内にある面白山信号所に差し掛かる頃にはもう山形県。
トンネルを抜けると、スキー場のある面白山高原駅を通過します。

しばらく周囲には人気のない山中を走りますが、やがて比較的大きな集落のあるところに出ました。
ここは言わずと知れた観光名所、山寺でこの列車も停車します。

そして列車は山形市内へ。

羽前千歳からは奥羽線と並走します。

このまま一気に終点の山形まで行くかと思いきや、一つ手前の北山形で9分停車します。
運転停車ではなくちゃんとした停車駅なので、撮影もOK!

少し離れたところにホームが位置する左沢線のキハ100系と並びと言うより、バックで撮ってみました。
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駅の外に出て外観も撮影してみました。
駅正面を含め、多数の自転車が置かれている駐輪場となっていて、かなり多くの学生さんが利用してることが伺えます。

発車前に交換相手の仙山線快速3836Mと交換し

線路は違いますが、つばさ140号に追い抜かれました。
貴重となりつつある、塗装変更前のE3系が見られたのでよかったです。

北山形を発車し、5分ほどで終点・山形に到着ー
駅員さんらによる歓迎と

きてけろくんも来てくれました。
初めて知りましたが、きてけろくんの横顔が正面にあたります。イラストではわざと横向いているのかとばかり思っていたのですが、
こうやってよく見ると山形県の形をしているからなるほどなぁと。

ついでに昨年も頂いたきてけろくんのキャンディーに加え、ポケットティッシュも頂きました。
ティッシュは使うのが勿体無い感じがしますね(使うと、きてけろくんの体が真っ二つに・・・)。

最後に撮影も。
まずは719系との並び
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やまどり単体で
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そしてコンコース下まで後退し、キハ100系×2とE721系と欲張り並び。
これはちょっと拡大すると見るに耐えないので、サムネのみのご了承を。。。

乗り換えの時間に比較的余裕があるので、回送の時間まで待とうとしましたが、
待ちくたびれたので撤退です・・・
なお到着した実質臨時ホーム専用の5番線にはこの後、風っこも来るためこの週末は忙しいのですけれども。

コンコース内には10日後に控える七夕飾りがありました。
この後山形新幹線に乗り換えますが、こちらも新塗色E3系ととれいゆの模型に七夕飾りが施されていました。

とれいゆと言えば7月で運転開始から1周年を迎えます。
期間限定で色々おもてなしが追加されますが、生憎また乗りに行けるような都合が付かないんですよねぇ。。。

福島へは臨時のつばさ84号に乗ります。
臨時つばさは全区間つばさ単体で運転され、停車駅も郡山に停車しないという異端児で。

つばさ84号は当駅始発なので、1番線からの発車となります。
ちょうど2番線には下りのつばさ133号が到着しましたが、どちらも新塗色の編成でした。

車内ではお昼寝タイムに利用させて頂きましたw
そして福島に到着。
見上げると発車案内LEDがフルカラーにリニューアルされていました。しかし、文字がピンクではこまちのイメージが・・・

エスカレータを降りると、飯坂けんか祭りの屋台が展示されていました。
温泉街にこんな祭りがあったなんて知らなかったです。
調べてみると10月の初めに開催され、それぞれの町内の屋台がぶつかり合う祭りで、
大阪・岸和田と秋田・角館に並ぶ日本三大けんか祭りと呼ばれています。

また、わらじ祭りの大わらじも展示されていました。

福島駅西口から徒歩5分ほどにある、「くをん」遅い昼食にしました。
昼営業時間終了ギリギリの駆け込みでしたが、それでも人気店のためか十数分ほど待って入店です。

この店人気の野菜つけ麺は売り切れてしまったので、普通のつけ麺を中盛(750円)で頼みました。
うどんのようなぶっ太い麺がなんと580gも盛られています。
モチモチとした麺とダシとほどよい酸味の利いたつけ汁でどうにか平らげることができました。
なお、通常サイズの小盛(麺200g)/並盛(麺345g)だと50円引き、大盛り(麺800g!)だと50円増しで
食欲旺盛の方ならコストパフォーマンスが高い店です。今度十分に腹を空かして大盛りに挑戦してみようかな?

お腹いっぱいになった後は、雨の中ですがSLふくしまDC号に乗って帰りました。
今年こそやまどりとSLの両方乗車が叶い、大満足の一日でした♪
仙山線さくらんぼ号は仙山線で初めて乗ったイベント列車でしたが、仙山線自体乗るのが震災前以来でして新鮮味を感じました。
昔はホリパで何度か山形と仙台日帰り旅で何度かお世話になりましたが、どうも奥羽線が一番インパクトがある路線だと印象を受けて、
仙山線はなんかあまりぱっと印象が残らないのか、よく乗車中居眠りしていた記憶があります。
今回リゾートやまどりという、イベント列車の中でも特に快適な車両で仙山線を旅できて、仙山線の良さを発見できた良い機会でした。
今度乗る時は真冬の時期にまた何かのイベント列車で、雪景色とか見てみたいですね。
面白山高原で降りてスキーを楽しみたいという夢もありますけれど、私スキー滑れない・・・
おわり