2015年6月6日 DLばんえつ物語号乗車記
同じ日に懐かしの水郡レトロ号に乗って郡山へ、それから磐越西線で会津若松へ移動してきました。
C61ばん物では往路(上り)に乗りましたが、今回のDLばん物では復路(下り)に乗車します。

DLと言うことで今回ばん物12系客車を牽引するのは、ディーゼル機関車のDE10形。
この日は1700番が担当しました。

ヘッドマークは6月ということで、アジサイをバックにカタツムリと戯れるオコジロウ&オコミの絵となっていました。
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サイド行先幕も同様のデザインに。

乗車へ向かうと、あかべぇがお出迎え。

乗車するのはまたまた7号車グリーン。
ドア横ステッカーもDLばん物表記となっています。


復路では7号車が先頭となるため、展望室から牽引機のDE10がドーンと据えています。

お見送りを受けて、会津若松を発車。
午前中はどんよりしていた空模様も回復してきて、沿線の田園地帯がより美しく見えました。

喜多方では234Dと交換のため、しばし停車。
とは言えども3分しかないため、撮影するほどの余裕はありません(汗)

喜多方を発車すると列車は徐々に高度を上げ、車窓が変化していきます。

売店で用意した酒のつまみに、新潟の郷土料理である「鮭の焼き漬け(400円)」を購入。
その場でいただくことも、お土産としてお持ち帰りも可能で、前者の場合小皿を貸してもらえます。
売店で買い物をすると200円お買い上げことに、縁日風屋台お楽しみ券なるものをもらいました。
このお楽しみ券については、後ほど。

焼き鮭を醤油ベースのタレで漬け込まれており、
味はややこってりとした味わいで、まさに酒のつまみにぴったり♪

列車は野沢駅に到着。
復路のみここで10分停車時間があります。
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ホームでは地元の銘菓など特産品の立ち売りが行われていました。

私は麩ソースカツ丼(300円)を購入。
有名会津グルメのソースカツ丼のカツを肉でなく麩カツにしてソースカツ丼にしたものです。
後でいただきましたが、普通のカツと変わらない食感でなかなかでした。ダイエット中の方にもいいですね。

野沢駅の駅舎は、当駅折り返しの列車が何本か設定されているためか大きく造られており、
ちょうど6月は地元の大山まつりが開催されていることもあって、紅白幕が掛けられていました。

待合室も広々としており、物産品や写真・絵画のギャラリー室も

列車時刻表ですが、上下とも1時間に1本来るか来ないかの少なさです。
特に下りは午後は定期列車がわずか3本しかなく、終電が19時です。
ですので、仕事帰りに磐西経由で新潟行くのはなかなか難しいわけでして。。。

阿賀野川の車窓も前回は生憎な天気だったので、今回はより幻想的に見えました。
このエメラルドグリーンに輝く水面が何とも言えないです。

次の津川に着く間にじゃんけん大会が開催されました。
今回は2回戦とも初戦敗退とボロ負け・・・
そんなこんなで津川に停車。
15分停車しますが、給水作業がないのでまったりと停車時間を過ごしました。

津川発車後、先ほど頂いたお楽しみ券を持って、4号車イベントカーへ行きます。
7月に喜多方で開催される「喜多方レトロ横丁」に先駆け、ばん物車内でも縁日風のイベントが行われました。

お楽しみ券1枚でアトラクションを1回プレイできます。
まず挑戦したのが型抜き。砂糖等でできた板状の菓子に溝で型が書かれているので、
型を割らずに爪楊枝で抜き取るゲームです。
私が出た絵は傘のマーク。傘の部分は簡単に抜けましたが、細い柄の部分が非常に難しくあえなく失敗・・・
それでも乗車中まだ1人しか成功してないほどなので、難しいゲームだと言えますね。

もう一つ挑戦したのが、輪ゴム銃射的。1回のプレイで3回撃つことができます。

私は前の人が撃ち落とした2体を倒しましたが、最後の1発が当たっただけで的が倒れずに終了。
こちらの方が気楽にプレイできましたし楽しめました。普段でもカメラで被写体を狙って・・・とやっていますのでw

射的は2体落とせたので、景品の駄菓子をいただきました。
小学生の頃、よく地元の個人商店で見かけた懐かしい駄菓子が色々並んで選ぶのが悩ましかったです。

で、チョイスしたのがこれ。
まず牛乳パックの形をした中にヨーグルト味のミンツが入っているお菓子。
開け口には占いとかが書かれていました。

もう一つがサンライズエクスプレスの形をした箱のお菓子。中はチョコミンツ2袋入り。

箱の底の切り込みを入れれば、他の車両とも連結できるとのこと。

縁日コーナーで遊んでいるうちに陽は傾き、阿賀野川がきれいに照らされていました。

そして列車は新津に到着。
ここで乗務を終えた乗務員さんらが手を振ってお見送りしてくれました。

夕日の田園地帯を臨みながらラストスパート。
そして車掌さんが気合と感謝の意を込めて、締めの挨拶をしていました。私も含め乗客らは拍手喝采でした。

上沼垂信号場を過ぎたあたりに、きらきらうえつの485系の姿が。
5年前にきらきらうえつに1回乗って以来ずっと乗ってないので、そろそろまた乗ってみたいところ・・・

夕方から夜へと変わる寸前に、終点の新潟に到着。
イベントカーで遊んだし、往路より所要時間が30分近く短いのもあって、C61ばん物の時よりあっという間な気がしました。

往路でEF81に牽引されて新津から新潟に回送された時と同じように、
復路でも到着後DE10の反対側にEF81が連結され、回送されていきました。

最後に記念乗車証のご紹介。
今回は「DL」ばんえつ物語ですので、DE10がプリントされています。


なお、4月に運転された通常のばん物客車の代わりに高崎車12系を使用したDLばん物「DL青い12系客車号」と、
前回乗車したC61ばん物、今回乗車したDLばん物、そして、7月から復活予定のC57-180が牽引する本家SLばん物に
乗車し、記念乗車証を集めるとシゴナナの写真が完成します。
ちなみにC61ばん物とDLばん物のを合わせたら、写真の左半分のみ完成しました。

グリーン乗車証は今回もノーマル仕様でしたが、横長のデザインでした。
他の方々の乗車記を参考にさせていただいた限りですと、往路は縦長デザイン、復路はこちらの横長デザインが配布されるようです。

前回は往路、今回は復路とばん物乗車を体験してきましたが、復路では山都の代わりに野沢で停車時間を楽しめましたし、
時間的に夕暮れ時というものもあり、徐々に色合いが変化していく車窓も楽しむこともできてよかったです。
今回SL牽引でなくDL牽引というのは残念には思えましたが、DL牽引というのはレアな方ですし、
ばん物12系客車との組み合わせも、真っ黒な車体のSLだけでなく、朱色を基調としたDE10形との組み合わせでもマッチしていましたので、
これはこれでよいところがあると思いました。
本当に残念に感じられたのは、グリーン車は人気だったのに対し、普通車はガラガラだったこと。
イベントカーに移動する際、6・5号車と通り抜けた時に見たところによるとほんの数人しか乗車していませんでした。
やはりSLじゃないとばん物に魅力を感じない人が多いのでしょうけれども、レトロ感ある車内とゆっくり車窓を見られる点は
DLでもその魅力は変わらないと思いますけれどもねぇ。。。
個人的な意見ですけれども、SL牽引の時にはSL銀河と同じく普通車指定を820円にして、DL牽引の場合は一部自由席にするか、
320円に値下げするとDLでももっと集客できるのでは?と思います。
とりあえず、ようやく往復でばん物乗車は果たせたものの、本家C57-180牽引のばん物にはまだ乗れていません・・・
もしまた乗りに行くのなら、秋の季節の復路でしょうか。紅葉も楽しめ終盤では真っ暗になり、夜汽車も楽しめますし。
もしくは雪のクリスマストレインもいいですね。
福島県内在住でも乗るのに時間と費用が必要ですけども、是非リピートしたいなと思います。
おわり
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