トワイライトエクスプレス上り列車乗車記(ロイヤル) 2014年6月19〜20日 トワイライトエクスプレス上り列車乗車記(ロイヤル)

後編:夢の終わり

東北縦断中はほぼ眠りにつき目が覚めたのは朝4:40過ぎ。
ちょうど本州に入っての最初の停車駅である新潟県新津駅発車直後でした。


目覚めても天気はどんよりのまま・・・
梅雨真っ只中だし仕方ないですけどね。


次の長岡では12分停車するため撮影できなくもなかったのですが、
まだ朝早く天気も生憎なこともあって体が動きませんでした。。。


信越線の主要駅の1つである柏崎は通過してしまいます。
ホームには湘南色+新潟色の115系を見かけました。


柏崎を通過すると日本海が見えてきました。


直江津からはJR西日本区間に入ります。


直江津発車後A寝台客向けのモーニングサービスが到着しました。
バッグの中にティーセット食器類と飲み物が入った保温ボトルが入っています。
飲み物はコーヒーと紅茶のどちらかを予め選択しますが、朝食でコーヒーを飲みたいため紅茶にしました。
 

飲み物は保温ボトルに入っていますので、好きなタイミングでいただくことができます。
私は早速カップに紅茶を注ぎ、朝から優雅なひとときを味わいました。


朝食前に4号車ラウンジで記念スタンプサービスが開始されたので移動します。
1回目の食事客が食堂車へ移動し始めた頃で、スタンプ台はそれほど混んでいませんでした。

で、今回のスタンプは3月末に乗った前回とは違い運行開始25周年を記念したスタンプと台紙になっていました。
しかし悲しきことにこのキリのいい記念の年がトワイライト最後の年になってしまうとは・・・


スタンプを捺してしばしサロンカーでくつろぎました。
前回は混んでて日本海側のシートに座るのがやっとでしたが、今回は空いていてハイデッカーのテーブルソファー席に座ることができました。


糸魚川通過シーン


姫川を渡る。天気が良ければ立山連峰も見えるはずですが。。。


親不知。天気がいまいちでも海岸を貫く2本の高架道は圧巻されます。


さて、今回は7:30からの2回目の時間帯に朝食を摂ります。


メニューは前回と特に変わっていませんでした。
温泉卵がちょっと茹で過ぎだったのが残念・・・
 



メインディッシュは若干内容が変更されていて、キノコの炒めものが椎茸でなくしめじに、
ナゲットが鶏肉に軽くパン粉を付けて焼かれたものになっていました。


〆のデザート。
今回は最後の時間帯でなかったためか、パンもコーヒーもお代わりを訊かれることなくちょっと慌ただしい雰囲気で食堂車を後にすることととなりました。


部屋に戻り残り約5時間のトワイライトの旅を室内で過ごします。
高岡でサンダーバードの短縮版であるおはようエクスプレスとすれ違い。


あとキハ40タラコ(首都圏色)を西日本区間で初めて見かけました。


そして列車はまもなく金沢へ。高架橋から413系を見下ろす。


金沢での発車案内LED


金沢を出発すると、食堂車で朝刊の販売(140円)が開始されます。
なお、A寝台利用客に対しては無料サービスで、各部屋入り口の廊下に置かれます。


昨日買ったビールとスティックラゴウ(チョリソー)で朝もプチ宴会♪


芦原温泉で西日本区間で初の待避があります。相手はサンダーバード14号。
 

521系の姿も見られ、だんだんと西日本の近郊エリアに入ってきたような雰囲気に。


福井まで来てしまうと北陸地方もそろそろ終わりに。。。


福井発車後最後のシャワーを浴びました。
かなり時間が余っていたから長めに使ったものの、半分以上時間が余ってしまいましたw
目覚めた時にもう一回浴びれば良かったなぁとちょっと後悔。。。


ところどころ田んぼや家々が見える穏やかな車窓が続いていましたが、やがて山間部に突入し
在来線(狭軌)の陸上トンネルでは日本一の長さである北陸トンネルに突入します。


北陸トンネルを抜けると敦賀に到着。
上り列車のみここでもう一度機関車交換があります。五稜郭や青森と違い停車駅ですので降りて撮影することができます!
ですので北陸トンネル潜っているうちに機関車すぐ後ろの1号車ドアに移動し確実にベストポジョンを狙いに行きました!


到着後速やかに切り離し作業が行われます。
  (拡大する)

長らく真後ろに連結されていた展望スイートが姿を現しました。
雨のせいか汚れていますので窓ガラスを拭き拭き


しばらくして103号機に代わり113号機がやって来て
(拡大する)

ゆっくりと連結されました。


残った時間で6・7番のりばから撮影を。
編成撮りできず時間もあまりありませんでしたが、機関車交換シーンはしっかり収められたので満足。
  (拡大する)

敦賀を発車するとすぐ勾配を上がり、敦賀地域鉄道部の車両センターが見えてきます。


ラッセルヘッドを装備したDE15形機関車も見えました。
(拡大する)

新疋田まで下り線と分かれます。
上り線は鳩原ループ線というのを通り、変わった風景を見ることができます。


下り線をオーバークロスし


トンネルを抜けると反対側の車窓から敦賀の市街地を眺めることができます。
説明遅くなりましたがA寝台の部屋には廊下側にも窓が付いており、部屋から出ずとも左右両方とも車窓を見ることが可能。


もう一度トンネルを抜けると先ほど通ってきた線路が見えるのですが、撮りそこねてしまいました・・・
新疋田通過し深坂トンネルを抜けると、湖西線と北陸線の線路が分岐します。


近江塩津通過後北陸線と分かれます。
天気もようやく回復し、青々とした綺麗な田園地帯を臨めました。


近江舞子〜堅田は琵琶湖が特にはっきり見える区間です。
ループ線同様廊下側の窓から見ることになりますが、A寝台の廊下は人の行き来があまり無いためじっくり室内から楽しめました。


堅田では以前草津線で乗ったグリーン一色の113系に遭遇。
トワイライトと並び撮ったらいい絵になりそうですw


大津京でサンダーバード16号を待避


山科で東海道線と合流し、京都に到着しました。


京都発車後117系と321系の並びを捉える。


そして西大路付近で最後の見どころ、下りトワイライトEXPとのすれ違い!
放送案内が始まってからカメラを構えたものの若干タイミングが遅かった・・・


下車する準備を済ませるともう新大阪。
正直名残惜しさでいっぱい・・・このままもっと西へ西へと乗り続けていたいと思ってしまいます。


いい日旅立ちのメロディーが流れ、トワイライトエクスプレスの旅の終わりを告げます。
そしてゆっくりと終点の大阪駅に到着し、下り列車より1時間ほど多い22時間48分の旅に幕を閉じました。
  (拡大する)

下車時にスタッフから「ありがとうございました」と挨拶を受けてこちらも「ありがとうございました」と返して下車。
しばし撮影した後、トワイライトエクスプレスは宮原車両センターへ回送されていきました。


最後に改札口で今や超が付くほどのプラチナチケットに乗車記念のスタンプを捺していただき、
これで正式にトワイライトエクスプレスロイヤルでの贅沢旅をした証を残しました。
3月終わりに下り、6月初めに沿線撮影、そして今回の上りを最高級の1人部屋ロイヤルで乗車できましたので、
もう乗ることも撮ることも大満足で未練はありません。
乗りはこれで間違いなく最後になりますが、撮影に関しては廃止される来年3月までどこか遠征中に機会があればその姿を収めていきたいと思います。



おわり


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