2012年9月2日 SL・DL羽越本線開業100周年号乗車記
今から100年前、1912年9月2日に羽越本線(当時は信越線)新津〜新発田間が開業し、
あれから100周年を記念して、その当時の区間にSLが運転されるということで行ってきました。
ちなみに今回初めて家族を連れてでの乗車でした。


羽越線100周年SLは、新津〜新発田を午前・午後それぞれ2往復しますので、18きっぷを使い最寄りから日帰りで午後に乗車することができますが、
今回家族で行くため、新津まで高速を使って朝早くから午前中の発車時間に合わせて行くことにしました。
朝5時半に自宅を出発し、途中休憩を入れて新津駅に到着したのは8時過ぎでした。
なお高速で新津駅行く場合でも、新津ICから駅まで近く駐車場もそこそこの規模のがあるので割と容易く行くことが可能です。

駅前に車を止めると、DE10形がばんえつ物語仕様の12系客車を牽引して構内を移動していました。


ちょうど485系の全席指定の快速おはよう信越も到着していました。
もう少し早く着いてれば並び撮れてたかもと思うとちょっと残念・・・


改札へ移動する間、同じくSL目当てで来たと思われる家族連れが何組か見かけました。
SL列車と言えば全車指定席が当たり前と思いますけども、この羽越線100周年のSLは全車自由席ですので早々とホームへ向かいます。


ホームに辿り着くと、各乗車口には20人前後の列が出来ていました。
改札口からの階段から近い6号車の列が意外と空いていたのでそこに並ぶことに。
列車は到着していましたので、ドアが開くのを待つのみです。


ドアが開くと続々とお客さんが乗車していきました。私たちも速やかに乗車してボックスを確保。
出発時間まで撮影を楽しみます。

牽引するSLはC57-180。SLばんえつ物語ならず新潟地方全体の臨時SL列車の顔となっているSLです。
ヘッドマークは残念ながらなし・・・
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SLが停車しているところが単式ホームの1番線ですので、階段を渡って2番線から全体の撮影を。
朝日が眩しくその逆光を何とか抑えましたけども、それでもいくらか逆光に邪魔されてしまいましたね・・・
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C57-180の相方、DE10形側からは2番線のホームから撮影できないのですぐに1番線に戻って撮影です。
本日の担当は長岡車両センター所属のDE10-1700です。
 

ばん物12系客車のドア横には特製プレートが挿入されていました。


一方、方向幕は「臨時」表示です


C57-180の近くにはゆるキャラが集合
まず、最近ばんえつ物語号のイメージマスコットとして誕生した「オコジロウ」


オコジロウの隣にいるのは新潟市秋葉区のイメージキャラ「さつきちゃん」
羽越線ではないけど信越線の駅に「さつき野」って駅がありますよね。


新潟市の隣、阿賀野市からは「ごずっち」が出張してきました


ゆるキャラ達の近くでは秋葉太鼓の披露が行われていました。


ホームには、のぼりが掲げられてあり羽越線開業100周年をお祝い。


車内に戻ると、座席はほぼ満席に。
確保が大変にもなりかねない指定席の確保が必要なく、なおかつお手頃にSLに乗車できる点が大きいのではないでしょうか。


8:41、先ほどのゆるキャラや秋葉太鼓奏者、横断幕を持った駅員さんらに見送られながら新津駅を発車。
この羽越線新津〜新発田間はあけぼのや日本海で通過したことはあるものの、寝ている時間でしたので日中の起きている時間に乗車するのは初めてです。

最初の停車駅、と言うより普通に隣の駅、京ヶ瀬までの車窓動画を撮影しました。
結構駅間がありますので長いです。


しばらく住宅街が続き、県内有数の大きな川、阿賀川を渡ります。この川を境に新潟市から阿賀野市へと入ります。
川の対岸を過ぎても堤防までの距離が長く、畑や水田になっているところがあります。
道路橋や橋の下には撮り鉄が見受けられ、特に堤防付近には大勢集まっていました。


阿賀川を渡ると収穫時期を控えた黄金色の田んぼが広がります。
終点の新発田まで沿線の大部分がこの田園地帯です。


自由席のSLですので車内のイベントは特に期待してませんでしたが、乗車証明証が配布されました。
18きっぷに使われているような120mm券の1.5倍くらいの長さの硬券風乗車証明証です。




あと実は、出発前に羽越線100周年記念入場券も買いました。
東北新幹線30周年、SLふくしま復興号のとは違い、硬券は一纏めにして別袋に入っていましたので自分で台紙に収めます。
 



京ヶ瀬の次、水原では幼稚園児によるマーチングバンドが披露されていました。
9月に入ったとは言えまだまだ暑い中、元気よく演奏していたのが印象的でしたね。


停車時間が少々ありましたので、新津ではできなかったDE10側からの編成全体を反対側のホームにまわり、撮影。
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3つ目の停車駅、月岡駅はぱっと見何もなさそうな駅ですが、駅の東側に月岡温泉があります。
ただ、距離が遠いのでタクシーか送迎バスがないと温泉を楽しむのは困難です。


4号車の展望車ではイベントが行われていますが、そこも自由席の一部と化していて混雑していたので見ませんでした。


月岡を出ると新発田まで後少し
沿線は田んぼだけでなく、穂を付けたすすきも秋を感じさせてくれます。


もう稲刈りを終えた田んぼもありました。


終点・新発田に到着


新発田市のキャラ、「アスパラくん」が登場。その横では小学生による安兵衛太鼓の演奏が行われていました。
アスパラといえば、岩手にもそんなキャラがいたけど比べると新発田のアスパラくんはぽっちゃり体型ですね(笑)


駅員さんによる歓迎の横断幕。


だけど、10分後の折り返しにそのまま乗車するお客さんがほとんどでした(笑)
と、言うことで私たちもそのまま折り返しSLに乗車します。


復路はDE10-1700が牽引します。


車内に戻る時時間ギリギリでしたので、売店のある5号車をちょっと見てみました。
つまみや駅弁、グッズなどの販売が行われています。


5号車の座席車は本来ばん物のフリースペース「オコジョルーム」となっており、季節に合わせた装飾がされていました。
シートカバーにもオコジロウの顔が描かれたのが掛けられていますが、今回の羽越線SLでは外されていました。


復路は各駅とも停車時間が短いので、ゆったりと車窓を楽しみます。
水原駅は途中駅の中でも大きく、付近は住宅街が密集しています。


車内では何度か、お客様に「座席の荷物は網棚か膝の上に置いて一人でも多くのお客様に着席できるようご協力をお願いします。」との放送が入りました。
普段ラッシュ時の通勤列車でしか聞いたことのない放送ですが、このSLも全車自由席がゆえの当然の措置です。

磐越道の下をくぐるとそろそろ今回のSLの旅はおしまい。


信越線と合流し、新津に帰ってきました。
 

到着後駅員さんにお願いしC57-180をバックに家族で記念写真を撮影してもらった後、C57-180と客車が切り離されていきました。
 


さて、タイトルこそ「乗車記」なんですけども、SLに乗車しただけでは終わりません。
駅前で早めの昼食をとり、12:20から行われるC57-180の転車作業の見学へ、駅の西口から約15分歩いたところの運輸区構内転車台前へと移動します。


係員の案内放送の後、C57-180が車庫からバックで現れました。


転車台に乗ったC57-180がいよいよ回転します。


転車作業中の動画がこちら。
動画では1回転半までですが、実際は2回転半しました。


転車を終え、また午後の運転に入ると思いきや・・・
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再び車庫へと戻ってしまいました


こうして羽越線100周年のイベントを存分に味わいまして、東口の駐車場へ。
東西自由通路からは新津運輸区車庫付近にたくさんの気動車を見ることができます。


一旦転車を終えてもう一休みと思われていたC57もすぐに午後の運転の準備へ入っていました。


改札口付近には羽越線開業当時の様子を含めた記念写真集が展示されていました。


駐車場へ戻るとちょうどC57が客車との連結作業を行っていました。
午後は往路がDL牽引、復路がSL牽引で運転されました。



SL・DL羽越本線開業100周年に乗ったことで、今年もJR東日本を走る4機種のSL(C11-325、D51-498、C61-20、C57-180)が牽引する列車に全て乗車できました。
乗車だけでなく、初めてSLの転車シーンを見れましたのでよかったです。
あと初めてと言えば、全車自由席SL列車の乗車も初めてでしたが、定期的に運転のあるSLならたまに全車自由席にしてみるのも悪くないと思いました。
新潟支社は実際に昨年の豪雨で磐越西線に被害を受け、ばんえつ物語が運休している間、途中の馬下まで全車自由席のSLを運転したり、
また磐越西線復旧後、ばんえつ物語号と同様の区間に「SL鉄道の日記念号」という列車が運転されたことがあります。
とは言えそのような試みをしたことのあるのは新潟支社のみで、群馬を走るあのSLも一度全車自由席で運転するのもよさそうな(笑)

一緒に乗った両親もSLを楽しめたようで何より。ただ母は朝弱いせいか車内で結構眠っていました(笑)
冬には水郡線にSLが走り、私もまた家族で乗車したいと思っていますけども指定席券が要な上に乗車券代も今回以上にかかるので微妙かなぁ・・・


おわり